中古ショップのスマートフォンは大丈夫なのか?

中古ショップのスマートフォンは大丈夫?保証・品質・トラブル対処法を徹底解説!

新品スマートフォンの高騰が続く中、中古スマートフォン市場は急速に拡大しています。
しかし、未使用品ならまだしも使用済みの中古スマホでは不良品に当たってしまわないか不安に思われる方も多いと思います。そこで今回は中古ショップのスマートフォンを購入しても大丈夫なのか説明させていただきます。

大手中古ショップの検査体制と品質管理

大手中古ショップでは、20項目以上の品質検査を実施し、国際基準に基づく厳格な品質管理を行っています。

ゲオの場合

例えば業界最大手のゲオでは、以下のような検査項目を設定しています。

画面・ボタン・センサーの動作確認、バッテリー状態のチェック、ネットワーク利用制限の確認、データ完全消去の実施、外観のクリーニングと状態評価などです。これらの検査をクリアした端末のみが販売され、状態に応じてS.・A・B・Cランクに分類されます。

【Sランク|未使用品・新品同様】

  • 状態:未使用、または使用感がほぼない端末
  • 外観:傷・汚れが確認できないレベル
  • 動作:全機能正常に動作確認済み
  • 特徴:中古だが新品に近い品質
  • 価格帯:中古スマホの中で最も高い

【Aランク|美品】

  • 状態:通常使用されたが、非常にきれいな端末
  • 外観:目立つ傷はなく、細かな擦れ程度
  • 動作:問題なし
  • 特徴:見た目を重視する人向け
  • 価格帯:Sランクよりやや安い

【Bランク|良品】

  • 状態:一般的な中古スマホ
  • 外観:小傷・擦れ・使用感あり
  • 動作:すべての基本機能は正常
  • 特徴:実用性重視、コスパ重視
  • 価格帯:Aランクより手頃

【Cランク|可(使用感大)】

  • 状態:使用感がはっきりある端末
  • 外観:目立つ傷、塗装剥がれ、画面傷などあり
  • 動作:動作確認済みで、使用に支障はない
  • 特徴:見た目を気にしない方向け
  • 価格帯:ゲオで販売される中では最安クラス

他の大手中古ショップの場合

他社でも同じような検査体制を行っておりますが、イオシスなどではDランク、画面割れや動作不良などの不具合があり、修理や部品取りを前提として無保証または動作未確認で販売されるいわゆるジャンク品も販売していたりします。

中古ショップでも保証書が付く

また、安心できる点として基本保証が付いています。保証内容はショップによって異なりますが、主に以下の2種類の保証が提供されています。

初期不良保証

購入後30日~1年間の自然故障に対する保証です。ゲオでは30日間の初期不良保証を無料で提供しており、動作不良が発生した場合は交換または返金に対応しています。
また、イオシスでは3ヶ月間の保証、にこスマでは業界最長クラスの1年間保証を提供しています。

赤ロム保証

赤ロムとは、携帯キャリアによってネットワーク利用制限がかけられた端末のことで、端末代金の未払いなどが原因で通話やデータ通信ができなくなる状態を指します。多くの大手中古ショップでは、購入後に赤ロム化した場合、無期限で交換または全額返金に対応する「赤ロム永久保証」を提供しています。

有料保証オプションの充実度を比較

基本保証に加えて、各ショップは独自の有料保証サービスを展開しています。代表的なものとして「ゲオ中古モバイル保証」があります。

ゲオ中古モバイル保証は、端末購入価格の6%+2,178円で加入でき、1年間の保証が受けられます。最大の特徴は、修理代金を全額保証し、免責金が一切ない点です。例えば30,000円の端末を購入した場合、加入料は3,978円で、修理費用は全額保証されます。全損や修理不能の場合は、購入金額と同額のクーポンが発行され、同価格の機種を再購入できます。

他社の保証サービスと比較すると、イオシスの「イオサポ+」は月額400円~で水没や落下による破損も保証対象ですが、自責故障の場合は基本的に交換対応となり、交換できない場合は1万円の免責金が発生します。じゃんぱらの「じゃんぱらあんしん保証」も3,300円~5,500円の免責金が設定されています。

このように、免責金なしで全額保証を提供しているゲオの保証サービスは、中古スマホ保証の中でも特に手厚い内容となっています。

不具合が出た場合の具体的な対処法

また、中古スマホに不具合が発生した場合、以下の手順で対処することができます。

ステップ1.購入店舗またはカスタマーサポートに連絡する

ゲオの場合、24時間365日対応の専用有人窓口が設置されており、電話やメールで相談できます。不具合の症状を詳しく説明し、保証書や購入証明書を準備します。

ステップ2.修理または交換の手続きを進める

ショップの指示に従い、端末を提携修理業者に送付するか、店舗に持ち込みます。ゲオ中古モバイル保証の場合、修理は提携修理業者で無料対応され、修理不能の場合は購入金額と同額のクーポンが発行されます。

ステップ3. データのバックアップを取る

また、修理や交換の前に、必ずデータのバックアップを取ります。修理過程でデータが消去される可能性があるため、クラウドサービスや外部ストレージにバックアップすることをおすすめします。
なお、バックアップ作業は基本的にお客様ご自身で行う必要があります。ゲオやイオシスなどの中古ショップでは、個人情報保護の観点から、店舗スタッフがお客様のスマホ内のデータを操作することはできません。
ただし、バックアップの方法が分からない場合は、店舗スタッフに手順を教えてもらうことは可能です。iPhoneならiCloudへのバックアップ方法、AndroidならGoogleアカウントへのバックアップ手順を案内してもらえます。修理や交換に出す前に、写真・連絡先・アプリデータなどを必ずご自身でバックアップしておきましょう。

保証期間が過ぎた後の修理対応について

中古ショップでも修理はしてくれるのか?

保証期間を過ぎてしまった場合でも、修理自体は可能ですが、修理費用は全額お客様の自己負担となります。中古ショップでの対応は主に以下の3つのパターンがあります。

提携修理業者への案内

ゲオなどの大手ショップでは、保証期間外であっても提携している修理業者を紹介してくれる場合があります。ただし、修理費用は実費となり、画面割れなら15,000円~30,000円、バッテリー交換なら8,000円~15,000円程度が相場です。

メーカー修理の案内

Apple製品の場合はApple StoreやApple正規サービスプロバイダ、Android端末の場合は各メーカーの修理窓口を案内されることが一般的です。メーカー修理は品質が高い反面、費用も高額になる傾向があります。

買い替えの提案

修理費用が高額になる場合、中古ショップでは新しい端末への買い替えを提案されることもあります。例えば、修理に20,000円かかるなら、同等の中古端末を25,000円程度で購入した方が保証も新たに付いてお得な場合があります。

保証期間外の修理で注意すべき点

中古スマホの場合、購入時点で既に製造から数年経過していることが多く、メーカー保証も切れています。そのため、保証期間が過ぎた後の修理費用は想定以上に高額になる可能性があります。長く使う予定がある方は、購入時に有料保証オプション(ゲオ中古モバイル保証など)への加入を検討することをおすすめします。

小規模ショップのリスクと見分け方

小規模の中古ショップや個人経営の店舗では、検査体制や保証制度が大手と比較して不十分な場合があります。主なリスクとして、以下の点が挙げられます。

検査項目の不足

大手のような20項目以上の検査を行わず、基本的な動作確認のみで販売されるケースがあります。これにより、バッテリー劣化や隠れた不具合が見逃される可能性が高まります。

保証期間の短さ

大手が30日~1年の保証を提供する一方、小規模店では保証期間が1週間~2週間程度と短い場合や、保証自体が存在しないケースもあります。

赤ロム保証の不在

赤ロム永久保証を提供していない店舗では、購入後に赤ロム化した場合、対応してもらえないリスクがあります。

ただし、すべての小規模店が低品質というわけではありません。信頼できる個人店を見分けるポイントとして、一般社団法人リユースモバイル・ジャパン(RMJ)への加盟を確認することが有効です。RMJ加盟企業は「リユースモバイルガイドライン」を順守し、赤ロム保証や適切な個人情報処理を行うことが義務付けられています。

実際に不良品に当たる確率もデータが出ていますので紹介します。

赤ロムが紛れている割合

中古スマホ市場におけるトラブル発生率について、リユースモバイル・ジャパン(RMJ)が会員企業に実施したアンケートによると、2022年度に赤ロム化が発生した件数は年間約6,900件でした。内訳は、△(分割払い中)から×(利用不可)になったケースが93.4%、○(完済済み)から×になったケースが6.6%でした。

この数値を2024年度の中古スマホ販売台数321.4万台と比較すると、赤ロム化の発生率は約0.2%と非常に低い水準です。
さらに、大手中古ショップでは赤ロム永久保証を提供しているため、万が一赤ロム化しても交換や返金で対応されますので気にする必要はないでしょう。

一方、個人間取引やフリマアプリでの購入では、出品者が保証を提供しないケースが多く、赤ロム化や初期不良のリスクが高まります。国民生活センターへの相談事例でも、「オークションで購入した中古スマホが赤ロム化し、出品者と連絡がつかなくなった」というトラブルが報告されていますのでご注意ください。

初期不良の発生率

IT分野の調査会社マルチメディア総合研究所の調査によると、IT機器の初期不良率は1.69%、故障率は2.89%と報告されています。
ただし、大手中古ショップでは、厳格な検査体制によりこれらの不良率をさらに低く抑える努力をしています。

消費者相談に見るトラブルの内訳

消費者庁に寄せられる中古スマホ関連の相談では、約40%が「動作不良」「修理不能」「データ消去不足」などの内容となっています。この数値は全ての中古スマホ購入者に対する発生率ではなく、「トラブルがあって相談した人」の中での割合である点に注意が必要です。つまり、大手中古ショップで購入した場合、実際のトラブル発生率はこれより大幅に低くなります。
このため、中古ショップでスマートフォンを購入しても大丈夫だと言えますが、信頼できるショップ選びが最も重要なポイントです。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です